Dterioro 久しぶりにこんなに拘り抜いた自分の作品を扱っているな、そう思います。

 

知れば知るほどこんな人物が一般社会でやってくのは難しいんだろうなと思ってしまうくらい。時には頑固すぎてマジで面倒くさくなりますが、Cara Marie PiazzeやDimissianos&Millerなど色々手掛けてきてもらったアーティストは良いものを作る人物であればあるほど確固たるマインドを持った人物でした。

 

そこで今日はDterioroのデザイナーGonzalo氏の哲学的な部分を紹介しようと思います。

 

「見て、着て、楽しめ」

 

そう言えるのは自信の裏返し。やっていること全てに筋が通っているからなんですね。

 

しかし彼の作品の内側で何が起こっているのか、そこを知ってもらえると更にDterioroが魅力的に見えてくるはずです。

 

下記Dterioroの製作に対する考え方や在り方です。

 

「Dterioro 1stコレクションで発表された作品はすべて「サイズフリー」です。これはこのコレクションのみに限らず、Dterioro の服の作り方と在り方です。 さらにDterioro の衣服はユニセックスであり、誰でも着用できるように作られています。 服の本質を捉えた服です。

 

「Dterioroはヴィンテージとアンティークの生地のみを使用しており、それはすべて綿 / リネン / 麻 / シルク / ウールなどの天然素材で作られています。そ生地に加え、各衣服の縫製に使用される糸もヴィンテージまたはデッドストックです(綿糸を除く)。ミシンに使用されているのは、残念ながら新しく生産されたものですが、糸はヨーロッパ製の工場にて生産されたものです。(それはメーカーであり完全に追跡可能です)。他のヴィンテージ糸やデッドストック糸の場合、必ずコットン、リネン、シルクで作られています。更にそれらはすべて、ヨーロッパ全土、主にスペイン、フランス、ドイツから調達されていますこれらのユニークな糸は、各衣類の製作に関わる他のすべての手縫いプロセスに使用されます。」

 

「縫製時にミシンを使用するのはユニオンシームのみで、その他の工程はすべて手作業で行われます。前述した様々なヴィンテージのデッドストックの糸を使い行われます。」

 

「先ほども言ったようにミシンで縫い付けられたユニオンシーム以外はボタンやボタンホールなど全てが手作業で行われています。当社のボタンはスペインとフランス全土から調達したヴィンテージコロゾ(プラスチックを使わないボタンメーカー)です。私たちのボタンホールはいつもヴィンテージの綿糸または絹糸を使用し、手作業で仕上げられています。各ボタンホールを作るのに約 8 ~ 12 分とそこまで時間はかかりませんが細部と最後の仕上げに関しては非常に重要です。」

 

「Dterioroでは製品を作る過程で廃棄物や資源の使用法についてあらゆる側面を考慮しています。

・衣服

廃棄物ゼロの哲学は常に考えていますが、それを自慢するわけではありません。私たちにとってそれが創造可能な唯一の方法です。

 

・染め

また非常に真剣に考えているもう 1 つの重要な部分は染色です。天然染色プロセスはDterioro のアトリエですべて手作業で行われます。 玉ねぎの皮、オークの虫こぶ、アカネの根、ホルムオークの木など、小さいながらも自分たちで収穫した様々な天然素材を取り揃えています。

 

・水

最後に良くも悪くも水を使わない天然染色はありません。そのため使用量は素晴らしい染色結果を得るのに多く水を使うのではなく、衣類が染色された後も染料を捨てずに持っておきます。 そしてそれを使用して染色し各衣服に使用されるタグ用の独自の再生紙を作成します。最後に言及したすべてが完了したら、染料を濾過して染料に含まれる不純物を取り除き、「Post-Dye Water(染色後の水)」を使用して私たちの小さな庭に使用します」

 

「それぞれの衣服を作るのに費やす労力と注意を考慮して、Dterioro は小規模で活動していきたいと考えています。 そのため大規模な生産を行うのではなく各注文/年ごとの生産量が限られています。これは時代のせいだけではありません。あらゆる衣服を作るのに時間がかかりますが、最も重要なことは資源が非常に貴重であるため、過剰生産をしないことです。蜂の巣から蜂蜜を採取したい場合少しだけ採って残りはすべてミツバチのために残して置くように生産を制限することがバランスを保つ最善の方法です。」

 

「Dterioroでは衣類を所有するお客様が、汚れたり、破れたりすることを恐れずに着用して頂くことを目指しています。 これらはDterioroの衣類を着用するときに起こる普通のことです。そしてそれには十分なケアも伴います。 これは全ての Dterioro 衣類に生涯修理サービス、クライアントが望めばそれはいつでも当社がカバーします」

 

これらを読むと、服をただの服として見てほしい。しかしライフタイムパートナーとして付き合って欲しいという気持ちがわかります。

 

でも考えてみたら今は使い捨てが当たり前ですが、100年前の人は彼が言うような人生と付き合えるような服が当たり前と考えていたんじゃないですかね?

 

まだまだこのブランドの表面をなぞったくらいだと思いますが、やっぱ面白い。

 

7/2(土)までオーダー会は開催しています。オーダーの上限に達したモデルもありますが是非見にきてください。

 

遠方の方は問い合わせてください。

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