昨日寝る前にふと思ったことがある。
私を含めた当店で買い物をしてくれるお客さんって、そこまでネームバリューやファッションで見栄を張るような人は少ないと思っています。(だって急にマナミスが爆売れするような店だもの)
「これを着てれば安心」とか「めっちゃプレ値ついてるけど定価で買ったやで」みたいな感覚で服を着ていないと思います。
で、これがなんなのかと言うと筋トレに似てるなと思いまして。
と言うのも上記で述べたような意識で服を着ていないとなると服を買う目的は「個としてのスタイル」の強化だと思います。
つまり自分がしたいスタイルに向かってアイテムを購入し武装していく。決して誰かのためではないし、もちろんそこにブランドなんて関係ない。
まるで筋トレするように自分のスタイルを突き詰めて毎日自分が納得のいくスタイルで人生を送っている。
もちろん少しでもズレがあったら気持ち悪くてやり直し。
もうほぼほぼ私たちのファッションは筋トレなのよ。
ブランドロゴに頼って制服のようにロゴものを着ているような人生の方が楽だったかも知れない。プレ値が高騰しているものだけで固めてそれがオシャレだと思って生きていければ楽しかったかもしれない。
しかし私たちはファッションのもっと先っぽにいるが故に少しでも踏み外したらもうファッションではなくなってしまう。なんて過酷なんだろうか。
しかしスタイルとはそう言ったものなのである。
月曜は胸、水曜は背中、土曜は足。
そうやってトレーニングするように私たちもファッションしスタイルを築き上げて行っているのではないだろうか。
誰のためでもなく自分のため、自分の人生のためである。
40kgのバーベルが50kgになるように足元の靴の形状に拘り始める。筋肉をつけるため体重を増やすように気張って高価なアウターを買う。
もう筋トレじゃん!
ファッションて筋トレじゃん!!!
信じられないよ。15年バイヤーやって服飾の専門だって行ったのに。
みんな、筋肉の向こう側で会おうぜ。
私はマナミスが本当にお気に入り。