Work Shorts / Goat Skin
"レザーショーツ"
正直初めて挑戦するカテゴリーのアイテムであると同時に、夏ではなく冬のショーツということで未知の領域に足を踏み入れてしまったキッカケとなるCCUのWork Shorts
それこそ納品されたタイミングは12月末なのだが「どーやって今使うのか・・・」と一抹の不安が頭によぎりました。
しかしお客さまに着用画像を要望されたタイミングで店頭にある冬物と合わせたらなんと最高の組み合わせではありませんか。
レザーショーツだから今穿ける、そして今だから出来る合わせがあるということに気付きました。
まずレザーの話をしますと、使っているのはCCUでは初めて使うというゴートスキンになります。
表面のシボ感によって迫力のある佇まいになっているのですが、それをあえて生かすためにアリニン仕上げでレザーの銀面を際立たせています。
今期(2025SS)のジャケットやブルゾンではカウヌバックの作品をオーダーしたのですが、ショーツとハットはこちらと同じゴートスキンにしており、個人的にカジュアルなレザーにしてしまうとそもそもカジュアルアイテムなのに作品として成立しなくなるなと感じたからです。
それが功を奏しカジュアルなショーツといえどこの迫力と「どこかモード」そして「どこかストリート」な空気を孕む1枚になりました。
デザインは所謂ワークパンツのダブルニーをベースにしているのですが、その切り替えがフロントのタックが入るような場所から切り替えられており、個人的にバイカーの要素も感じるようなデザインだなと思いました。
要所にはリベットが打たれフラップポケットも追加されておりワーク・ミリタリー・バイカーのエッセンスをミックスした1枚に感じます。
そしてそれに当て込まれたゴートスキンの重厚さが完璧にハマってませんか。
きっと他のレザーでは表現できないような雰囲気がこの作品には詰まっています。
Boxtailored JacketやDeck Jacketの時も書いたのですが、これだけ様々な要素を1つの作品に落とし込みながらも騒がしくなくしっかり纏まっているというのが個人的に素晴らしい部分かなと思います。
共通してレザーを使っているので纏めやすいのかも知れませんがそれにしてもこれ以上足すことも引くこともできない絶妙なバランスで作られているなと感じます。
そしてそれがパッと見でも「格好良い」と思える部分に繋がっているのかなと、この1枚を見ていると考えてしまいます。
173cmがサイズ2を着用
ハットはSailor Hat
コートはType70
ニットはCorkscrew Yarn P/O Knitを着用しています。
ショーツといえどレザーで重ための空気があるため冬物にニットやコートに合わせると最高なことに気付いてから最高にお気に入りの1枚になったこのショーツ。
特にミドル丈のコートとの相性は抜群。
単丈は避けてコートやジャケットなどと合わせると非常に相性が良く、とても都会的な空気に仕上がります。
もう一度言いますがこの組み合わせは本当に好き。おすすめです。
「え、寒くないんですか?」
待ってましたよ、その質問・・・寒くないわけないだろ!!!
でも長ズボンに上半身半袖よりはマシだと思いますし、人間って下半身の方が筋肉量多く寒さ感難いんでレザーということもあり穿いてもらいたいですね。この時期でも。
もしくはオシャレタイツで合わせてもらっても良いですよね。
ただ1つ言いたいのは暖かいから服を着るのか?快適だから服を着るのか?
違うじゃないですか、私たち人種は "シャレている" と感じるから服を着るのではないでしょうか。
そこに気温や快適さなんて、、、関係ないっ(あり寄りのあり)
是非。