Wool Easy Cargo Pants

¥50,600

日常の中で使いやすい服を作った、そう今回のコレクションを見たときにデザイナーの諸橋氏は仰っていて納品された作品を手に取り穿いてまさにそれを実感しました。

既にこのパンツを購入して穿いているのですが生地、シルエットや仕様など全ての部分をひっくるめて「使いやすい」そう感じています。

まず仕様ですがウエストはゴム+ドローコード付きになっており作品名にも"Easy" とあるように脱着が楽に作られていますね。

そしてそこからストンと裾に落ちるような見た目でサイドシームレスで綺麗な筒状になるようにパターンメイキングされています。

パターンで言えば股ぐりにもマチがつけられておりサイドシームレスの起こりやすい穿きづらさを解消しているとこと(この辺りはYouTubeにて説明しています)

裾が絞れるので絞ってカーゴパンツ特有のミリタリーな空気を楽しんでも良いですし、ワイドストレートを生かしスラックスのように穿いても良いですね。

そして生地。

ここは圧縮加工を施したウールスムースを使ったとしか説明されていなくのですが、きめの細やかさを見るとSuper120'sなどの細い繊維を使っているのではないかなと思います。

そしてそれがULTERIORで使われているライトメルトンのような質感で非常に高級感があるのと同時に肌触りが良いです。

このモードかつラグジュアリーな空気はそこから来るモノなのですね。

そして上記のことから足を通した時の肌触りやリラックスして穿けるウエストや股ぐりの仕様。何より大事な見た目といった部分もウールの質感が巧く演出してくれてレザーやジャケットにも合わせたくなる1枚です。

美しいウール素材ということもあり特に冬モノに使われる素材とは相性がいいと思います。

普段合わせないような異種格闘技的なコーディネートをこのパンツで楽しんでみてはいかがでしょうか。

173cmがサイズ3を着用

シャツはTONGUE SHIRT

ブーツはSide Zip Heel Boot

レザージャケットやテーラードジャケットももちろん合わせたいのですが、今回は1番以外なAleksandr Manamisのシャツでアルチザンな空気をあえて作り出しました。

個人的にこの視覚的な部分もサイズ感も、そして生地の質感という部分も絶妙な合わせでとても好きです。

あえてそういった作り込まれたモノと合わせても成立してしまうからこそ日常的に使いやすいのですね。

これだけ様々な仕様、仕掛けがあるのに全面にそれが出てくることはなく着用しないと分からないというのが男心をくすぐりますね。

そして着用の画像だけでも伝わる存在感。

sacaiというビッグメゾンに10年いた人物が作る作品を是非感じてみてください。

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