Nest Lux
素材 / カシミヤ90% セーブル10%
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Cashmere&Sable
AUBERGE定番のアメリカンレッドクロス(アメリカ赤十字)のアイスランドセーターをベースにした作品。
シーズンごとに素材を変えて出されている作品で元ネタはウール100%のヴィンテージの特徴とも言える丈夫さと保温力に全振りしたモノなのですが、今回は極上のカシミヤ&セーブルというヴィンテージをベースにしながらも最高級の素材に載せ替えるという方向性を別方向に向けた作品です。
そのため元ネタの手編みの粗野で温かみのある空気とトロンと落ちるような極上でラグジュアリーな面持ちが同居しており、単純にヴィンテージともモードとも形容し難い表情になっています。
そもそもこのニットは戦地にいる人に向けてアメリカ軍が赤十字に従事してる方々に毛糸を送りニットを作らせ始めたのがきっかけ。
そのため「素人がニットを編む」というのが基本ベースで、現代の工場に出して編まれているモノのように力の掛け方が均一で綺麗なモノではありません。
正直に言ってしまえば下手だったわけですね。しかし言い方を変えればハンドクラフトの温かみを感じられるモノだったわけです。
その部分を残しつつ最高級の素材を使用したのが今回の作品。
そして視覚的ではないにしろ最大の特徴とも言えるカシミヤ&セーブルを使った生地。
カシミヤは90% セーブルは10%の比率。
セーブルといえばイタチの毛で毛皮によく用いられる高級素材ですね。
この配合で生み出されたニットは綿毛を触るような感覚で非常に柔らかくオイルを感じるような滑りヌメリがあります。
画像だけでは伝わらないと思いますが、100人いたら120人が「気持ち良い!」と答えるような質感で、柔らかい、スベスベというより脳にダイレクトに「あ、、、気持良い」と伝達されるような感じです。
なんなら既製品でここまでの生地に触れたのは初めてかも知れません。
AUBERGEではあえてアメリカンレッドクロスで作られていたアイスランドセーターの手編みの質感も残しつつ生地を毎シーズン載せ替えています。
そのため仕様も肩は当時素人が編み易いようにガーター編みにしている部分をそのまま再現していたり、サイドシームのリンキング部分は裏目編みにしてヴィンテージに近い編みで構成しています。
つまりモノだけ見てしまえばヴィンテージさながらの雰囲気なんですね。
しかしそこにカシミヤセーブルの極上の毛糸を使用し編み立てることで元ネタにはないドレープや落ち感が生まれるのです。
このヴィンテージでもあり、ラグジュアリーモードでもあるような空気が唯一無二なんじゃないかと。
着てみると一層分かりやすいのですが、ゴワつき等は一切感じられないくらいの生地で滝のように下に落ちる。
この力の抜けた空気はカシミヤセーブルの生地でないと表現できなかっただろうなと着て実感します。
もちろんチクチクするんなんてことは無く、着心地は靴などでよく例えられる「第2の皮膚」と言うような、果たして本当に着ているのかと思ってしまうような着心地です。
あとはサイズは42を着ているのですが肩の落ち方や身幅のリラックスした空気、詰まり過ぎていない首周りなど要所を見るとニットとして着用するにあたっても非常に考えられています。
これはまだ未掲載のAUBERGEのBESSSONと言うサックコートと合わせた感じ。
1枚で着るのも良いですが、無染色のナチュラルカラーとやや高めの首周りはインナーに合わせても良いかなと思います。
特に濃い色と合わせるとキャメルのような色が引き立って美しいです。
しかも極上の生地を使用しながらもベースがヴィンテージなので変にハイブランドな空気ならないのも良いですよね。
どうやって転んでも地に足をつけてファッションを楽しんでる感じが大人かと思います。
男だったら1枚は持っていたい良素材のニット。
選ぶならこれです。