Outsider

¥80,300
ビスポークにてお好みのサイズで製作いたします

無駄こそ全て

Gin and Tonicからあり得ない作品が届きました。

どこを見ても驚きしかない「Outsider」と名付けられたこの作品。まずベースにしているのはウエスタンシャツなのですが、生地はYak(ヤク)100%の無染色のナチュラルカラー。このYakはDenis Colombのストールで使っていたりしたので感激の肌触りの良さを身を持って体験している方は多いはず。

そして作りはナポリで仕立てられるようなビスポークシャツの手縫いを多用した要領で作り上げられており、正直カジュアルなウエスタンシャツをこのベクトルで、しかも真剣に作り込んだ作品は初めてではないでしょうか。

究極の無駄が詰め込まれたフォーマルなウエスタンシャツ「Outsider」

地縫いとハリを持たせたいカフスのような部分以外はほとんど手縫いで縫製されている今作品。

チェーンステッチ、ボタンホールも全て手縫になります。

それは単純に手縫の方が「時間をかけて丁寧に作れられてます♪」とか箔が付くとかそういった理由ではなく、Yakの非常に柔らかく軽い生地の特性を生かすため。

手縫はミシンで縫ってしまうと縫い代が硬くなり着心地が悪くなるのを防ぎ、縫う箇所によって縫手がテンションを変えて縫うので体に沿うような着心地と動きやすさを服に落とし込むことが出来ます。

袖を通すと分かるのですが、「着る」ではなく「纏う」という表現の方が正しいと思うくらい素晴らしい着用感。

元々ビスポークブランドとしてデザインもそうですが、着心地や服としての完成度を追い求めているGin and Tonic

しかしそれをあえて目に見えるようなやり方でやってこなかったのが、今回はガッツリアルチザン(職人)な感じを出して来ましたね。

ただレベルが高すぎてマシンメイドに見えるという弊害すら感じてしまう綺麗な作り。

見える箇所全て手で縫っているんですよ??凄すぎませんか・・・

襟の開きも開いている時に綺麗に見えるようにパターンが引かれています。

ボタンも約100年前のガラスボタンを使用。

物凄く嬉しい気遣いですし、どこを見ても手が抜かれていない。

至極の一品と呼んでもいい1枚ではないでしょうか。

サイズの他に変更可能な部分としてこのフロントに入っているボタニカルステッチはご希望があれば他のデザインに変更可能です。絹糸の色もご指定いただけます。

また裾の形状もサンプルの後ろ見頃のみ長いヴィンテージデザインになっていますが前後ともにラウンドヘムに変更可能です。

それと今回のサンプルが少し小さめで上がってきております。173cmが着ていてTシャツの上でジャスト。何なら少しデカくても良いかなと思うくらいで165cm~170cmの方が緩く着れるサイズ感です。参考にしてみてください。

このポケット部分も普通のウエスタンシャツだと口が広がってしまうのを、手縫で口部分をイセ込むようにして形成しているので着用時にピタッと胸に沿うようになっています。

他にもミシンで高速で作り上げた服には無いような、人知が詰まった仕様があり一見カジュアルなウエスタンシャツですがアトリエで採寸し、1点1点作られているビスポークシャツと同じ作りで仕立てられています。

服を楽しむ瞬間って色々あると思うんです。

手持ちのモノに合わせてコーディネートしている時とか、ハンガーに掛けて眺めている時。

これに関しては袖を通すその瞬間じゃないでしょうか。

そのくらいYakが気持ち良い。

肩の落ち方や馴染み方、着た本人にしか分からない手縫の心地よさ。

それは誰のためでもない、自分のためのもので服に本気で向き合っている職人から服好きに向けた作品です。

*製作可能枚数が限られています。ご購入の際はご希望の方サイズ感をお伝えください。

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