BELUSHI Fade Navy
素材 / Cotton100%
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It Looks Vintage, Feels Fresh
古着好きなら誰もが持っているであろうChampionのリバースウィーブ。
ほんの20年前まではどの古着屋に行っても必ず畳まれて置いてあり、それが古着屋の必須アイテムというか看板的なモノだった気がする。
そんなリバースウィーブパーカーをAUBERGEが新たに構築。
古着がベースのブランドなだけに様々な思いが詰め込まれた1品になります。
まずこういったヴィンテージの復刻を作るとなると肝になってくるのはファブリックではないでしょうか。
特にヴィンテージリバースウィーブは特別な生地なので生地を見ただけでその熱量が測られるような、そんな最重要項目な気がします。
こちらはあえて柔らかいコットンを使わずアメリカ本土のコットンで仕立て極限までヴィンテージリバースウィーブに近づけた生地になります。
そしてそれを中白染という中の白い部分を残す染め方でムラ感を出しヴィンテージの空気を醸し出しています。
そもそも私達はスウェット=伸縮して柔らかいというイメージですが、運動着は1920年代くらいまではウールで作られていました。
コットンといえばベンタイルやダック地の硬い素材。憶測ですがコットン自体が強度を求め使われていた素材でリバースウィーブパーカーが出来た当初もその目的で厚く硬かったのではないでしょうか。
そんな着心地度外視の強度に全振りしているのはヴィンテージあるあるですが、その弊害でフードが重く徐々に首が詰まってきて苦しくなる問題が発生。
今回はそれを解決するためフードの付け根、首周りが広く取られているように思えます。
そしてフードもしっかり立ち首を覆うような立体的な見た目に。
もちろん厚めのスウェットで伸縮しにくいため70~80年代に見られるVガゼットを配置。これによって伸縮性を上げて着用が楽になっています。
袖は現代だとリサイズされ綺麗にされているのをあえてアームホールを深くし80年代にあったドルマンスリーブのような形状を再現。
肘にはダーツを入れ前振りになるような作りになっています。
またリブもハラマキと呼ばれる長めの10cm近い長めのリブになっています。
私が最終的に思ったのは「古着をリメイクして着やすくアレンジした良いとこ取りなパーカーです!」って感じではないこと。
もちろんパーカー部分や袖は着やすく作っているのだろうが生地が作り込まれすぎていて "ほぼヴィンテージリバースウィーブ" なのである。
そう、つまり着ていて楽ですがゴワ付きは感じるしそこまで伸縮はしない。。。
ヴィンテージに近づけようとして本気で近づけたため当時に扱いづらさまで表現されてしまっているということ。
しかしそれをデメリットと感じるのではなく、特徴でありAUBERGEというブランドが目指した場所・モノだったと感じとても面白く思えます。
パーカーの楽・リラックス・パジャマというイメージから遠く離れたところにポジショニングしているヴィンテージパーカーと思って頂きたい。
今回合わせたパンツはGin and TonicのCivil
着用サイズは44を着用しています。
厚みと硬さがあるからかシルエットが綺麗に出て、通常のパーカーのダラけた嫌なカジュアル感があまり出ないも着てみると分かりますね。
また中白染めの加工が強めの表現されているのも面白くパーカーでここまで重厚感があるものは中々ないのではないでしょうか?
しかもその生地によって綺麗目のトラウザーと合わせてもしっかり成立するアクの強さがあります。
服好きでなければ全然気づかないフードの立ち具合や袖の幅、リブの長さや締め付け。
そう言った部分に細心の注意を払い仕上げられたのがこの作品ではないでしょうか。
このレベルのパーカーはそう出会えるモノではないと思います。
1着クローゼットに加えてみてはいかがでしょうか?