Trench Coat Check
素材 / ウール50% ポリエステル50% 裏 : コットン50% キュプラ50%
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Riders × Trench
masao shimizuといえば古着の再構築が有名ですが、コレクションにはそれ以外の作品ももちろんあり個人的にクラシカルなものが多い印象です。
しかしこちらのコートは千鳥でトレンチの形状とブリティッシュな匂いを漂わせながらも、どこかmasao shimizuらしい再構築な匂いを感じます。
それはなぜか。実はデザインベースはライダースジャケットとトレンチコートのドッキングというコンセプトだからです。
言われてみれば腰から下を隠すとライダースのディティールなのが分かりますね。
フロントはダブルになっておりラペルはスナップボタンとジップ使いでライダースを表現。
しかしそれを言われないと気付かないようなレベルで初見では1つの作品として、つまり「新しいもの」として意識的に捉えられるのが凄いではありませんか。
安直にライダースとトレンチの融合というデザインではなく、1つのコートとしてしっかりまとめてきている。
これが再構築を13年近くやり続けてきたブランドとして、デザイナーとしてのクオリティーの高さだと思います。
生地はウール&ポリエステル素材でハリとコシがかなりあり、表面は毛足がなくサラサラ。
軽いのに保温力がありコートとしての機能面的にも優れた1枚になります。
千鳥はベージュ、オレンジ、水色、緑、ブラウンで構成されておりクラシックに見えつつも渋くなりすぎないような配色。
いやらしさがないというか、普段のオシャレ着として使いやすい色調かなと思います。
また面白いのが昨今は肩や身幅にボリュームを出すことが多いですが、こちらはAラインを綺麗に出すためにあえて身幅を削って(と言っても普通くらい)にしており着用時の前の広がりを意識したパターンになっています。
ただその身幅の調整があるため今回はサイズ2とサイズ3の展開になっています。
袖周りや丈の長さは少し余裕を持たせつつも綺麗なAラインを出せるような大きさです。
ぱっと見は凄く端正でシックなのに着てみるとロンドンパンクを匂いを感じるような尖りがある気がします。
決してクラシックで大人というノリで終わってしまわないのがmasao shimizuたる所以ではないでしょうか。
個人的にはフロントを締め切った表情や膝下丈になる着丈の長さ、インパーテッドプリーツの直線的なステッチなど、細かい部分も作り込まれているのも好きな部分です。
173cmがサイズ3を着用
インナーにはULTERIORのカシミヤセーター、パンツはULTERIORのLight Melton Wide Pantsを着用。
やはりフロントの広がりが最高に美しいですね。
肩周りや胸周りもスッキリしているのでボリュームあるコートとは少し違った見え方になるのではないでしょうか。
ラペル部分のシャンブレー、ジップのテープなど遊びが効いているのでただのクラシックなコートで収まらないのが良いかなと。
あと丈の長さが最高です、寒空の下これを着て歩く姿が目に浮かびます。
前述した通り、ライダースとトレンチのドッキングですがそれを感じさせないこのコートの個性をより強く感じますね。
そしてその根底があるから靴や小物で様々な方向に振れます。
ファッションアイテムとして凄く面白い1着だと思います。
様々な合わせで個性を引き出してください。