NEST LLAMA Dark Brown

¥42,900

LLAMA 100%

AUBERGE定番のアメリカンレッドクロス(アメリカ赤十字)のアイスランドセーターをベースにした作品。

素材違いでカシミヤセーブルのニットがあるようにこちらはLLAMA(ラマ)100%になっています。

ラクダ科のラマは馴染みのない動物かも知れませんがニットにおいて最高級素材と言われているビクーニャと近い遺伝子構造をしており、ビクーニャやカシミヤほど高価ではないのにモッチリとした弾力のある柔らかい手触りが特徴。

同じプライスゾーンのウール(羊毛)を買うなら絶対ラマ!!! とお勧めしたくなるような素材です。

AMERICAN RED CROSS KNIT

このニットは戦地にいる人に向けてアメリカ軍が赤十字に従事してる方々に毛糸を送りニットを作らせ始めたのがきっかけ。

そのため「素人がニットを編む」というのが基本ベースで、現代の工場に出して編まれているモノのように力の掛け方が均一で綺麗なモノではありません。

正直に言ってしまえば下手だったわけですね。しかし言い方を変えればハンドクラフトの温かみを感じられるモノだったわけです。

その部分を残しつつ最高級の素材を使用したのが今回の作品。

その素人に向けて簡略化された編み方を今回、ボディーの部分は機械を使いつつも自らの手で操作しあえてトラ目が出ているような編み方に。

そして肩は減らし目という作業を本来ならば行い傾斜をつけるのですが素人さんは出来ないためガーター編みの縮率差で傾斜をつけることに。

脇部分もヴィンテージはガーター編みですがNEST LLAMAは裏目編みという編み方で製作。

LLAMAという聞き慣れない素材を使いつつもヴィンテージを忠実に再現するために様々な技法が落とし込まれています。

糸は無染色にてラマの本来の毛の色で毛糸になり編まれております。

そのためダークブラウンと表記がありますが白い糸が入っていたり、濃いブラウン、薄いブラウンと様々な色の糸が混じっています。

それがこのニットらしい均一でソリッドな色合いではなく、優しくクリーミーにも思えるダークブラウンを表現しています。

肌触りもそうですが色も素材本来のポテンシャルを感じて頂けます。

ヴィンテージと違う点としてはやはり素材のクオリティーの高さ。

ガチガチのウールで着るとパンパンになると言うことはなく、上質な素材を使っているために着用時にドレープが生まれます。

このドレープが非常にモードな空気を生み出し単純にヴィンテージのリプロダクトではなく新しい作品としてファッションを楽しむことが出来ます。

着てみると一層モードな空気がわかると思うのですが、ダークブラウンが陽の下や明るい所だとクリームよりに、陰っている場所だとガンメタのような重厚感ある色に変化します。

なのでNEST LUXが綺麗なキャメル色でカジュアルな佇まいだったのに対しこちらのNEST LLAMAは非常に土臭い佇まいになります。

また編み目やリブの凹凸などが分かりやすく素材感が強いというのでしょうか、そのため穿いているULTERIORのワイドパンツのような綺麗なパンツに非常に良く合います。

ラマ特有の素材感や色を合わせるもので楽しんでみては如何でしょうか。

着ているサイズは173cmがサイズ42を着用。

それで少し緩いくらいでインナーに厚めのカットソーを着ても平気なくらい。

聞きなれない "ラマ" という素材。

動画内でも言っているのですが「カシミヤにも引け劣らない」ポテンシャルがあります。

是非試してみてください。

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