10Pocket Panel Denim TRS / White

¥68,200

同素材のブルゾンの方でも説明した今期からスタートしたOPPOSE DUALITY(オポーズ デュアリティ)

文化服装学院からセントマへ入学、そしてCarol Christian Poellにてアシスタントを経験。

その独特な空気感が刺さり取り扱いをスタートしたのですが、こちらは1本のパンツに10個のポケットを配置したパンツ。

正直、そんなポケット要るんか・・・

という低脳な私は考えてしまったのですが、違うんです。

10個のポケットを作るためにパンツを作ったというより、デザインしたらポケット10個あった、、、それに近いんじゃないかなと思ってます、はい。

シームを活かし何箇所もシームポケットを配置しているのですが、どちらかと言えば「実はポケット10個あるでやんす」って言われて初めて気付くような、そんなデザイン、視覚的魅力の方が強い作品だと思います。

逆に考えてみてくださいよ。

ポケット10個あるパンツ作ろうとしたらそれはパンツではなくほぼポケットだと言う事を。

デザインが先行して組み立てられているからパンツとして、1つの作品として見れるのではないでしょうか。

使っている素材は13ozの岡山産のデニム。

経糸に白、緯糸に黒を使用しており、真っ白というよりもライトグレーに近いような色合いに。

何より穿き心地がとても良く、ガチガチのデニムパンツとは違うのでシャツ感覚で使えてしまいますね。

シルエットはモデル名にDenim TRS(Trousers)とあり決してDenim Pantsではなくストレートのトラウザーとして作られております。

それもとても綺麗でヒールのある靴と最高にマッチするんですね。

そしてある程度の溜まりがあるからこそ、これだけのシームのデザインが生きてくるかなって思います。

ちなみにカーゴポケット部分はスナップになっていて作りの良さに驚きました。

173cmがサイズ46を着用

ニットはIRENISAのLeather Tab Knit Pulloverを着用

パンツが非常に合わせやすく、シルエットもとても好きで感動しました。

ライトグレーという色のせいでしょうか、とてもモードで近未来的。

しかしデニムを使っていることで引き算し作品としてぶっ飛びすぎず、良い落とし所に収まっている気がします。

ただ感覚としてはデニムを穿いているというよりも綺麗なシルエットのトラウザーを穿いているという方が強いですね。それくらいシルエットが綺麗です。

個人的にはもう4〜5cmほど丈を詰めたいなと思っているのですが、短すぎよりは溜まっている方が格好いいパンツだと思います。

あとはやはりヒールブーツや短靴との合わせが最高に格好いいですね。

今まで取り扱ってこなかったような部類の作品なのですが私としてはとても好みで着ていて、穿いていてとても楽しいです。

服を純粋に楽しませてくれる素晴らしいブランドです。

是非試してみてください。

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