tailored chokki / Black
素材 / リネン46% コットン27% ナイロン27% 中綿:シンサレート(ポリエステル)
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去年の大晦日、私は昼間に蕎麦を食べに行こうと街に出てきた訳ですが今思い返すとその時の格好は厚手のニットを着ているのみ。アウターすらきていませんでした。
そしてその後の展示会(2024AW)の展示会でアウターの説明時に言われたのが「暖冬だから思いっきりヘビーアウターは少なめでインナーの調整で長く使えるアウターが多い」と言うこと。
確かに、、、雪が降るような土地ではない限りそこまで防寒性に特化したアウターは要らないかもしれない。
そこで思ったのは「だったらレイヤードで楽しめるアウターが良いな」ということ。
そしてsatouの展示会で見つけたこのベスト。
フロントの形状をテイラード型にしており開けていても、閉めていても楽しめるディティール&シルエットになっています。
中綿はシンサレートを入れているのですがこちらもパンパンには入れずに縦長のシルエットが活きるようなすっきりした量になっています。
着た瞬間にGジャンやジャケットに合わせて楽しみたいと思いましたし防寒性的な部分もこれで十分だなと感じました。
生地は昨年あったhanten blousonと同じ撥水性のあるリネン素材。
もちろんボタンは岐阜の春慶塗りを施したウッドボタンを採用。
チャコールグレーのような色合いとリネン混のシブい表情とボタンの艶感がSatouの日本情緒溢れる雰囲気を演出し、とても印象的な佇まいになっております。
Satouの作品を紹介する時にいつも言ってしまうのですが "侘び寂び" のような空気は本当に独特でデザインと生地の当て込み方が非常に巧いなと思います。
フロントはラペルを作ることも寝かせてスタンドカラーにすることも出来、丈は長めに設定、アームホールも広めと完全にレイヤードすることを意識して作られています。
そして裏返して着ても裏地とのコントラストを楽しめるのでブランドからはリバーシブルとは説明されていませんが、裏側でも着たいなと思いますね。(必要な方はタグの取り外しを連絡ください)
正直アウターくらいの厚みならば余裕で着れてしまうので通常では合わせづらかったアイテムまで合わせられるストライクゾーン広めのベストになっています。
173cmがMサイズを着用
ブラックはモード感強めなのであえて強めのレザーパンツとヒールブーツを合わせました。
どちらかと言えば男らしく合わせたくなるブラック。ニットやレザーだと視覚的にも違いがはっきり生まれ1トーンだとしても強弱ができますね。
ベストならではのレイヤードを楽しみたいところ。
そしてコートなどと違いハードモードで取り扱っても平気な点はポイント高いですね。
なんなら部屋着の状態で手に取って出かけてしまうのも1つのスタイルかも知れません。
それほど手が伸びやすく、なおかつ着やすい1枚だと思います。
YouTubeにも【暖冬はこれで仕舞】とあるように今年の冬はこれ1枚でLea Bobergの高級スラックスを買うのも良いのではないでしょうか。
是非袖を通してください(袖はないのだけど)