ROPE / NAVY
素材 / コットン100%
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とても洒落ている・・・そして言ってしまえばAUBERGEらしくないようなそんな1着「ROPE」
基本ヴィンテージベースでリサイジング、新素材の載せ替えで作品を作り上げているブランドなのでどこか男臭かったりミリタリーな空気があるのだが、このシャツは本当に洒落ている。
オーダーの際にAUBERGEのYouTubeでデザイナーの小林氏が着用・説明しているのを見て真っ先に絶対欲しい!!と思った作品です。
とにかくこの刺繍でしょう、このシャツは。
ロープにバンダナ柄が肩ヨーク部分から前建てに、そしてヘムラインに施されています。これは群馬・桐生にて刺繍されたものでそもそも桐生市は市のホームページにも書かれているのですが「桐生の刺繍は業界でも一目おかれ、市内には刺繍をてがける多くの事業所があります。」とのこと。
そのような事を全く知らなかったですし、AUBERGEが掲げる日本企業と力を合わせてヴィンテージを超えるものを作る、という根底にあるものが伝わってきますよね。
そして刺繍も格好良いのですが配色が最高すぎませんか？
ネイビーにはブラウンゴールドのような色で刺繍が施されていてこの配色が個人的にグッと物欲に刺さります。
そして素材はオリジナルの細番手コットンを使ったマイクロヘリンボーン。
説明にも「肌触り、肌離れの良い、比較的シワの気にならない」と書かれており、それこそアロハシャツで使われるような「チリメン」のような軽く着やすい生地になっています。
そしてシルエットは以前シーアイランドコットンで作られたシャツBIRKINを開襟にした作りで、フワッと靡くようなシルエットとドレスシャツのような綺麗な空気が融合した見た目になっております。
非常に美しく、そしてカジュアルシャツとして袖を通しやすいバランスで作られています。
大きさは173cmがサイズ42を着て丁度良くユッタリしたシルエットになります。かと言ってインナーを着込むようなことはないのでこれ以上大きいのはちょっと違うかなと言う感じ。
この肩周りや首元はドレスでとても綺麗な構造なのに裾にかけてゆったりしていて、裾もラウンドしていないことからどこかキューバシャツのようなカジュアルさを感じるんですよね。
非常にデイリーで、さらに言えばここから始まる暖かい時期にピッタリな太陽の似合う1枚ではないでしょうか。
173cmがサイズ42を着用
パンツはTwo Tucks Tapered Trousers
至極シンプルにスラックスに合わせるだけでもこの空気。足元は艶のあるドレスシューズなんかで合わせると一層エロい感じになりますね。
あとはジャケットでしょうか。開襟シャツにジャケットスタイルは洒落てるの1言です。
秋口はモヘアのカーディガンに入れても洒落てる・・・と、この刺繍が様々な引き出しを開けて新しい空気を練り上げてくれるのです。
冒頭で言ったAUBERGEらしくない、と言うのもヴィンテージではなくファッションに寄った作品だからと言うのが分かりますよね。
正直色違いのOff Whiteと2色買いしても良いくらいな出来栄えだと思います。
服、コーディネートを楽しみたい方にお勧めしたい作品です。
是非袖を通してみてください。