PANEL DETAIL SHIRT/ Brown
素材 / レーヨン50% コットン25% リネン25%
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控えめに言っても自分の中でシャツ史上1番気に入った1枚が出来上がったと思います。
定番的な形にパンツで使われているこの生地を当て込もうと思いオーダーしたのですがその際に「暗いブラウンと明るいブラウンを選べますけどどうしますか?」と営業さんから連絡があり、最初は明るい方のブラウンを選んでいました。
しかしオーダーを入れる直前に秋冬ということもあり「やはり濃い方にしよう」と一転。
自分の中でこういった急に提案を変えることは良い方向に行った試しがなかったので非常に不安でした。
しかし蓋を開けてみればダークトーンのまとまった色合いに組み込まれた織りで表現された柄。
なんと美しいのでしょうか。
今期のAubergeのGlandシリーズに違わず思わず息を呑むような、こちらも絶対に手に入れたい作品の1つになりそうです。
使われている生地の構成はレーヨン50% コットン25% リネン25%と半分がレーヨンなのですが、どちらかといえば天然繊維の質感の方が強く感じる表面。
何よりその質感が柄と巧いこと融合している。
動画の中でも話しているのですが、これがシルクのような艶やかな生地だったらこの柄もやりすぎに感じてしまう、、、そのくらい生地の質感のお陰で全体の柄やアンティークライクな空気に纏まっているのだと思います。
柄の話をすればフローラルとブランド側の説明にあるように咲き誇る花々が目につきますが、その中に鯉がいたりしてどちらかといえばアジア寄りな花鳥風月を表現したような柄に思えます。
この西洋のアンティークな空気にオリエンタルな要素が落とし込まれてる感じが心に刺さります。
そしてその生地を当て込んだのがPanel Detail Shirtということで今回のベースの形になります。
一見シンプルなシャツに見えるのですが襟はセミワイドほどの開き、そして幅も細めになっており通常のドレスシャツでは見ないような形状に。
フロントにもフリルが付いていた痕跡がある・・・くらいの本当ならフリルシャツとしてフリルが付いていたのに経年と共に無くなったような別布が前建てに付いてます。
裾もフラットになっていてウエストはほんの少し絞りが効いているものの、このお陰でボックスシルエットに近い見え方になりカジュアルさを演出。
そう考えると生地がもっと艶やかだったりシルエットやディティールがもっとドレスだったらこの私たちが好むような作品にはなっていなかったかも知れません。
全てが噛み合い相乗効果で素晴らしい作品が出来上がったんだと思います。
着てみるとやはりドレスシャツとは違いややカジュアルなシルエットになるものの、生地の迫力が圧倒的でモード真っしぐら。
かといってプリントの総柄シャツとは違い上品で本当に100年前に手で織られ、手で縫われたと言われても驚きはしないリアリティを感じる佇まい。
こういった作品を見てしまうと何度目か分からないですがマナミスのセンスに脱帽させられます。
本当に素晴らしい1枚です。
173cmがサイズ5を着用
パンツはをAging Hem Sweat Pantsを着用
良いでもイイでもなく、善(よ)い・・・
首のコンパクトなデザインとオーバー過ぎず、しかしタイト過ぎない完璧な具合のシルエット。
何より色合いが美しすぎる。
決して過美ではなく、1つのシャツとしてまとまったデザインなのですがそれがシンプルだったり個性がないとかという事ではなく、叙情的でダイナミックな表現がされているのに額縁にしっかり収まっている1つの絵のような感覚。
ずっと眺めていたい。
ということはこの作品に関しては生地の載せ替えも成功。(載せ替えというか言うかパンツと見比べると新しい生地になっている気がするが) そしてマナミスは基本トップスはスリムなモノが多いのですが当店は大きめサイズをチョイスしたことでサイズ感もとても良いのではないでしょうか。
つまり大成功って事ですね。
今の暖かい時期に1枚で使っても、ニットやジャケットのインナーに使っても、どんなタイミングでも主役になってくれるシャツ。
個人的に最高の仕上がりです、是非。