ADOLPHE
ADOLPHEと名付けられているようにベースはADOLPHE LAFONTのワークパンツがベース。
丸み帯びたシルエットと裾にかけての絞りが美しく穿いていて嫌味がない見た目になっています。
「肉厚だがしなやかなカリビアンシーアイランドコットンはパンツにも向く」と説明があるようにシーアイランドコットンを載せるのに打ってつけな見た目やディティールをしています。
そしてシーアイランドコットン100%の生地。
正直異次元です。
デニムやシャンブレーをシーアイランドコットンで作り、それでもその柔らかさやトロッとした表面に驚いたのですが、これはコットンだとは思えないほどの触り心地。
手を触れるとシルクでもありカシミアでもありような優しく溶けるような感触、そして角度によって表面に光沢が生まれまるでレザーのような重厚な空気を放ちます。
"遺産にしたい"
そう思ってしまうほど格好良い。そんな代物です。
*生地の特性上、表面に糸継ぎの凹凸が見られますが不良品ではございません
穿いていて思うのはその肉厚なのに柔らかな生地の弾力と落ち間。
まるでウールのスラックスを穿いているような感覚とスウェットを穿いている感覚を両方併せ持つような・・・そんな感じたことのない穿き心地です。
そして最終的に思い出すこれがコットンという驚き。素材の良さ、そして日本の技術の結晶だと感じますね。
173cmがサイズ42を着用
ブルゾンはセットアップブルゾン
セットアップですね、セットアップが最強ですね。
ブルゾンのAラインに開くシルエットを支えるようにある程度の太さと裾の絞りがあり全体がとても綺麗に見えます。
何より迫力が凄すぎる。ナイロンやポリエステルなどの光沢とは違いシルクのような天然繊維の光沢で迫力がありつつもとても上品ですね。
この画像をみるとブランドの説明の「その特徴はノータックから裾の外脇側が丸く膨らんだフォルムで日本で言えば左官屋さんのパンツをマイルドにしたようなイメージ。ここになぜかモードを感じる。」これを強く感じます。
ボンタンやニッカポッカといった作業系のパンツとはまた違った美しい曲線が見られそしてとてもモードに感じる。
もはやワークでもヴィンテージでもない、新しいモノとして蘇った作品です。
是非お試しください。
以下ブランドからの説明です。
テキスタイル・・・
カリビアンシーアイランドコットン100%シリーズとして今回はユーロワークの代名詞的な素材ブラックモールスキンに挑みました。
しかも今回は裏渋谷・ブラケッツで購入した更にレアなドイツ30年代製のジャーマンモールスキンカバーオールをターゲットに据えた。その特徴は言わずもがなの超高密度に加え、裏側が深く起毛がかかれいることで、スエットのようなコンフォートな着心地は、有名なフランクリーダーのジャーマンモールシリーズとは一線を画した新たな発見であった。分析すると縦糸、横糸共に双糸であり、これは起毛を掻いても一定の強度を保つ為と思われた。これらの特徴にカリビアンを重ねると、重厚なのにしなやか、吸い込まれるほどの深い黒、スエットのような心地よさを実現することが出来た。
地球上で最も高品質なコットンを使用した極めて非常識な打ち込みのブラックモールスキンが完成した。1メーターの単価も他の追随を許さない。
デザイン・・・
モンサンミッシェルと並ぶフレンチワークブランドの代名詞、アドルフ・ラフォン社で実在した1900年代初頭のワークパンツがモチーフ。
その特徴はノータックから裾の外脇側が丸く膨らんだフォルムで日本で言えば左官屋さんのパンツをマイルドにしたようなイメージ。ここになぜかモードを感じる。右脇上部には折り畳み式の定規を収納するための小さな片玉縁ポケットがある。これはアメリカンワークウエアには見られないディテール。肉厚だがしなやかなカリビアンシーアイランドコットンはパンツにも向く。