ELLIS
ULTERIORのダッフルを紹介した時にも話したのですが「ダッフルは重い」というイメージ。
この前提があったので今シーズンULTERIORに引き続き2作品目となるダッフルなのですがこちらも軽い、、、
何ならすご〜い軽い。
もう時代はここまで来ましたか、そう思わざるを得ない素材の進化を感じてしまいます。
でも大谷翔平のような日本人が生まれる現代にもはや不可能なんてないのかも知れませんね・・・(何の話?)
ではまずその"軽さ" とは関係ないディティールの話をしようと思います。
展示会時に初見でヤラれたこの変則型ダッフル。
50年代付近にロイヤルネイビーが採用していた幻のプルオーバースモックダッフルがベースになっております。
ただそちらはショート丈だったり衿幅やポケットなどを修正。
色も相まって現代ファッションに馴染むモードな1品になっております。
そしてとても軽いこの生地はSuper140'sを使ったパイル地。
裏地はなく一枚仕立てなので一層軽く感じメチャクチャ着やすくなってます。
青春時代に着ていたあのダッフルに比べたらほぼ着てないに等しいくらい軽い。これなら空も飛べるはず。
そしてブランド側からの説明にある
「流通している英国製ダッフルはへリンボン柄がくっきりしておりますが糸質が固くそこまでラグジュアリーなイメージではありません」
これ、カジュアルなダッフルが故に感じていた事なのですがどうやってもモードに、オシャレに見えづらいアイテムだと思うんですね。
それをブラックの、しかもSuper140'sの本パイルにすることでラグジュアリーでエッジの効いたモードな空気に仕上げている。
とても "巧い" 一品です。
シルエットは肩は落ち、袖幅もありますがそこまでビッグサイズな作りではなくフロントを閉めると縦長でシュッと感じるようなシルエットです。
ヘビーアウターという作りでもないのでインナーにニットを着ても、逆に上にダウンベストを重ねても良いなと思います。
作り、厚み共に使いやすく尚且つ格好良い1枚ではないでしょうか。
173cmがサイズ42を着用
ヘビーアウターではなく、かといってライトアウターでもないような独特なポジショニングが面白い本作。
着込んだ感じにはない見た目的な軽さがとても良いですよね。
静岡のような暖かい土地ならこれ1枚で済みそうですしとにかく格好良いので私は買いますね、このコート。ありがとうございます。
え、オンラインストアで急にこの人何言ってるの?!って感じなんですけどこの記事を書いていて今ふと思ったんです。
「着やすさを超えたツラの良さ」ということに。
機能面とか着心地とかも重要ですが、視覚的に格好良くて脳に直接刺さるようなそんな格好良さがあると思うんです。
特に男子が好む特有の格好良さな気がして。
もうダッフルコートが重いとか軽いとか、そんな話どーでもいい。
クールでイケメンな1枚を是非。