BIG BOW CARDIGAN / Black

¥245,300
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まさか今季一推しのマナミスの作品がニットに、しかもこんな良い意味で変な作品になるとは思ってもいなかった。

そもそもニットをあまり出していないマナミスですが出されているニットはどれもキラリと光るポイントを持っていて超絶少量ではありますが過去にもオーダーしていました。

そして今回はこのカーディガン。展示会時に見た時はリボンが20個ほど付いており営業さんからも「これレディースなんです」と説明がありました。

ただマナミスの場合、レディースの作品もメンズサイズまで展開しているモノもあるのでその辺りは許容範囲でした。

という流れで着地したのはレディースのバカデカいカーディガンを更にメンズサイズにして20個のリボンを全部取るという事でした。

まず驚きなのが素材の半分以上がモヘアということ。

身幅が2m近くある生地の半分がモヘアということは一般的なモヘア100%のカーディガンが1着作れているんじゃないかと。

そしてウールとナイロンとブレンドすることで毛足はなく、毛の抜けも少なく、それでいてモコモコの質感は最高で静電気を帯びることもない。

もちろんシルエットが崩れることもないので、このバカデカい身幅を生かしたドレープもしっかりと表現されます。

プードルのように可愛く、愛すべき表情とも取れる独特な雰囲気は他にはないのでは無いでしょうか。

そして他にはないと言えばシルエット。

身幅が103cm~107cmという恐ろしい設定に対し、その分肩も大きくなるので袖が短く30cmしかないという作り。

「ふざけてるんですか?」

そう言いたくなる気持ちも分かりますが、これがインポートブランド・海外デザイナーの醍醐味ではないでしょうか。

この"ふざけている"という部分に心血を注ぎしっかり作品として世に出している。そんなブランド今の国内にありますか?

真剣にふざける、何より服を作っている側も楽しんでいるのが分かるような作品なんて最高じゃないですか。 

ノエルギャラガーが「Rock and RollのRockは自分の気持ちを叫べば誰でも出来るがその後のRollが難しい」と言っていたのですがRollの「踊り楽しむ」という部分をこの作品はしっかり表現していると思います。

着てみると肩は肘の辺りまで落ち103cmある身幅が滝のように垂れてきます。

その見た目はインパクトがありつつも、決して安っぽい派手さとは違い洒落た空気に。

そして着心地はマントを纏っているような軽さとフワフワの綿のような肌触りで極楽。

本当にパジャマや部屋着に近い感覚で使えるカーディガンで最高の "抜け感、余裕" を作り出せます。

173cmがサイズ4を着用
パンツはWide Crop Pantを着用

着た時のカーディガンとは思えないほどの迫力と砕けた印象のバランスが非常に良くないですか。

もちろんレザーのような迫力とは違いますが、それでも柔和な印象になりやすいカーディガンをここまでモードで存在感のある空気に仕上げるのは流石ですよね。

合わせとしては身幅、裾周りがあるのでパンツは腰回りにボリュームがあると相性が良いです。

なのでワイドパンツやビッグシルエットのパンツと組み合わせると気分爆上がりかなと思います。

フロントを閉めてもモード感が増して良い佇まいに。

そしてヘムは垂れていき変則的な形状に。

こういう部分に女性デザイナー特有の感性を感じますし、「デザインしている」と思いますね。

Fold Pocket Jacketの時にも書いたのですが現在のヴィンテージや既存のモデルをベースに作っているブランドと違い、本当にデザイナーだし悔しくなる程のセンスを感じます。

それがAleksandr Manamisなんですね。

本当に楽しい1枚です、是非袖を通してみてください。

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