S.C. Shirt / JAPANESE TENCEL STRIPES
素材 / テンセル100%
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「服は着てこそ」
これを心の底から感じるLea Bobergの作品達。その中でもシャツは特にそうなのかも知れません。
昨シーズンオーダーしていたC.L. ShirtもこのS.C. Shirtもハンガーに掛かっているのと着用した時では明らかに雰囲気というか "モノとしての力" が変わる気がします。
そしてその着た時のシブさと迫力は唯一無二だと思います。
というのも明らかにシルエットを考えて素材を当てこんでいるから。
その相乗効果が着用時に如実に現れハンガーに掛かっている平面の見え方とは一線を画す存在感がグッと引き立つ佇まいになるわけです。
そしてその素材はテンセル100%
テンセルはレーヨンの1種でありシルクのような、というかこれはシルク以上の肌触りに感じます。そして重量のある生地はしっかりとドレープを生み出します。
よく艶っぽいやエロいと表現しますがこれは肌触りや色んな事を含め更にその向こう側、我慢できないっ そんな言葉がぴったりな1枚だと思います。
この落ち感・ドレープのために作られたと言っても過言ではない生地は広めに取られた袖幅や身幅を靡かせ、動きのある表情を演出します。
襟はサンドウィッチカラーと名付けられたリア考案の襟になっているのですが、ボタンを閉めていても開けていても特有の力の抜けた感じがあり一般的なドレスシャツとは違った見え方になります。
正直写真だけでは決して分からない範疇なので是非着て頂きたいです。
リアの襟の付け方はかなり変わっており後ろ身頃の襟ぐりが深めになっています。そのため普通に着用するだけでも襟抜きのような形状になりシャツ特有の頑張っている見た目とは違った、良い意味でやる気のない表情になります。
そしてそれはフロントを開けている時もそうで、襟は寝ており力の抜け切った佇まいになります。
しかし生地も相まってそれが決してダラシない感じとは違うのがリアの巧いところ。
リアの表現したい「強さと同居した脱力」が詰まっている気がしますね。
サイズ3が完売しているため173cmがサイズ4を着用
パンツはD.D.P. Trousers。を着用
着た時のシャツ全体が体に馴染む感じ。それが着ていて本当に心地良いです
そして普段シャツを選ばない方でも着れるような脱力感ある佇まい。
YouTubeの中でも言っているのですがシャツと言うより"新しい何か" と言う感覚が強く、着ているより纏っているような気分になります。
リアの格好良いと思うスタイルを作り上げることに関しての完成度の高さというのを着ることで実感します。
本当に空気が変わりますし「こう言うことをやりたかったんだな」と言う作品の趣向が分かると思います。
このシャツ以外のS BlazerやChore Jacketも本当に素晴らしいです。
是非Lea Bobergの作品をチェックしてみてください。
